ダウン症の子を妊娠した母を、世界のダウン症の子たちが励ます
「胎児がダウン症だと分かって怯えています。その子が将来どういう人生を歩むのかわらかない……」
イタリアのダウン症団体にこのような一通のメールが寄せられました。
送り主は現在妊娠中の女性。
メールを受け取った団体は返答としてこのようなビデオを制作しました。
それがこちら
CoorDown
和訳
「これからダウン症児のママになる人へ」
「怖がることはありません」
「あなたの子どもは、たくさんのことができます」
「あなたをハグすることができます」
「あなたに向かって走ることができます」
「しゃべることや、あなたを愛してると伝えることができます」
「みんなのように学校に行くことができます」
「学ぶことや書くことができます」
「そして、あなたに手紙を書くことができます」
「もし、いつかその子と離れたら」
「というのは、実は」
「その子も旅行に行くことができるということ」
「お父さんの自転車を修理して、お父さんを助けることができます」
「働いて、お金を得ることができます」
「そのお金で、あなたを夕食に招待することができます」
「アパートを借りて、ひとり暮らしをすることができます」
「それは、時には難しい」
「とても難しい」
「ほとんど不可能」
「でも、それ（子を育てること）はすべての母親にとって困難なこと（奇跡的な仕事）じゃない？」
「でも、すべての母親にとってそう（ほとんど不可能なこと）ですよね。そういうことで、いいんじゃない？」
「これからダウン症児のママになる人へ」
「あなたの子どもは幸せになれます」
「ちょうど私のように」
「そして、あなたも幸せになります」
「そうだよね、ママ」
「そうだよね、ママ」
この団体だけでなく、世界の10近くのダウン症の団体が資金と協力を募り、このメールに答えるべくビデオを作りました。
この動画に出演してメッセージを贈っているのはイタリア、スペイン、イギリス、ドイツ、フランスの ダウン症の人たち。
このメッセージはメールを送った女性だけでなく、
同じような悩みを持つ人の励みにもなっているようです。
